普段何気なく使っているカタカナ表記の和製英語。日本では社会的にも認知されているし、雰囲気的にも通じてしまいそうですよね?
いざ!アメリカ人に使ってみたら全く通じなくて、怪訝な顔をされてしまった!顔から火が出そうになった!という経験はありませんか?私もそのひとりです。海外で英語が通じない理由は色々とありますが、もしかしたら体にしっかりと身についてしまった「和製英語」が原因かもしれませんね。
和製英語が通じなくてショック
語学習得に失敗はつきものです。英語が大の苦手で、何度も通じない場面に遭遇した私なので、この生地で皆さんの英語学習にすこしでも貢献できたら嬉しいです。今回は、私が使って失敗した和製英語と、まるで通じない和製英語を紹介します。
和製英語は面白いほど通じません。雰囲気的に「何となく通じるだろう」というのは全くの幻想でした。脳にインプットされてしまった和製英語は、ついつい無意識にポロリと出てしまいますね。まずは空港から始まって、ホテルやレストランなど、身近なところから順番にみていきます。
海外旅行で使いがちな和製英語7つ
1.ノートパソコン→Laptop
日本では完全に「ノートパソコン」という名前で普及していますよね。実はこのノートパソコンという言葉は完全な和製英語で、何の疑いもなく使いがちです。laptop(computer)は、lap=膝、top=上ですので「膝の上」に乗せて使用できる小型パソコンということになります。
そもそもパソコンを英語では「personal computer」といい、computerだけで通じます。お店では、日本と同じようにPCと表記されているのを見かけますが、会話の中では「computer」を使います。
海外の空港の手荷物検査では、「Laptopはカバンの中から出して!」と係員が繰り返し言っています。普通のデスクトップパソコンは「computer」と言うので、そもそも持ち歩きません。聞き逃すまいと思っても「パソコン」や「コンピューター」という単語は出てきませんので、ノートパソコンを出し忘れて注意された。ということにならないように注意したいですね。私もいつも疑問に思っていました。パソコンの意味であろう「computer」という単語が聞こえてこない!他の人がするように見よう見まねでパソコンを出していましたが、これからはもう大丈夫です。
海外にノートパソコンを持っていく予定がある方は「Laptop」、ぜひ覚えておきたい単語です。
2.フロント→reception
日本ではホテルなど、受付ををフロントと呼びますよ。しかし英語では、ホテルや病院の受付のことを「reception」レセプションと言います。
3.電子レンジ→microwave
電子レンジは、海外のホテルやゲストハウスなどで使うことの多い家電です。電子は「Electron」だから「Electron range」が正解な気がしますが、これも通じません。電子レンジは英語では‘「Microwave」で、日本語の「レンジ」とは似ても似つかない名前で呼ばれています。
電子レンジは温める物に「マイクロ波」と呼ばれる電波を通して物を温めます。このマイクロ波を英訳すると‘「Microwave」。ホテルにの人に「電子レンジありますか?」と言ったら聞く側もヒント的なものが無く理解してもらえません。「Do you have Microwave?」と言いましょう。
4.クーラー→air conditioner(AC)
響き的には英語っぽいですが実は、コテコテの和製英語です!正解はair conditionerといいます。最近はクーラーと呼ぶ人は少なくなってきていますね。air conditionerを略して「エアコン」。この単語は英語としても使えます。
5.ドライヤー→hair dryer
「ドライヤー」は半分正解で半分間違いです。髪を乾かすものは「hair dryer」と言い、hairのつかない「dryer」は乾燥機の意味になってしまいます。乾燥機を想像してみてください。「ドライヤー貸して下さい」と言ってしまうと、びっくりされるか「貸せません」と言われますよ。
6.コインランドリー→laundromat/laundry
うっかりコインランドリーという言葉を使うと「Washing coins」硬貨を洗う、と勘違いされます。コインランドリー自体あまり利用することはないと思いますが、正式にはlaundromatと言うので覚えておきましょう。
7.サイン→signature
日本ではクレジットカードで買い物をしたとき、レジで「サイン」をお願いしますと言われます。しかし、英語では、signatureと言い、芸能人などにサインをお願いする場合は、autographと言います。
海外旅行中クレジットを利用する機会がたくさんあると思うので、覚えておきましょう。
レストランで使いがちな和製英語4つ
1.バイキング→buffet restaurant/smorgasbord restaurant
食べ放題と言いましょうか、自分の好きなだけ食べられる形式をバイキングと呼びますよね。しかし、これには注意が必要ですよ。英語でバイキングは海賊を意味しているので「バイキング行きたい」と言うと「海賊に行きたい」となってしまいます。「buffet restaurant」、これで解決です!
2.フライドポテト→French fries
ファーストフード店やステーキ屋などで食べるフライドポテトは、英語で「French fries」と言います。海外のお店で「フライドポテト」と言って通じなかった経験はありませんか?確かに油で揚げた芋、ということでそれっぽいのですが通じません。
3.オードブル→appetizer
オードブルと言ったら大きなお皿に色々な種類のおかずが並べられていて、見た目にも豪華ですね。ですがこれも和製英語です。英語では「appetizer」(アパタイザー)と呼びます。レストランのメニュー表を見ると、一番最初に書かれています。
4.サイダー→soda
日本の炭酸飲料の名前にも使われているサイダー。実は英語では「soda」といいます。アメリカで、は「サイダー=炭酸入りリンゴジュース」のことを言うんですね。ちなみにコーラは「coke」なので覚えておきましょう。
英語っぽいけど実は和製英語6つ
1.ガソリンスタンド→gas station
ガソリンは「gasoline」もスタンドは「stand」。どちらも英語なので正しいように思えますが、正解はgas stationです。ガソリンはgasと省略されることが多いです。
2.サービスエリア→rest area
高速道路などで休憩する場所サービスエリア。英語では、「rest area」と言われています。アメリカのrest areaは、日本のような多くの飲食店や多くの設備はありません。トイレと自動販売機、インフォメーションセンターがあるくらいです。読んで字のごとく休憩する場所という感じですね。
3.パーキング→parking lot/car park
日本では駐車場のことをパーキングと呼びますよね。惜しい、もう少し!とうところで、英語では「parking lot」や「car par」と言います。駐車場の場所を尋ねるときに必要なので覚えておきましょう。
4.ビニール袋→plastic bag
スーパーなどでもらえる袋、英語では「plastic bag」と言います。プラスチックというと固いバッグというと、何だか固くてごついイメージですが、ビニールはもともとプラスティックから作られていると考えると納得です。スーパーでビニール袋が欲しい時は「Plastic bag,please.」と言えばOKです。
5.アメリカンドック→corn dog
私も大好きな食べ物、アメリカンドッグ。よく聞くと変な名前ですね。そもそもの由来は、アメリカ発祥の食べ物ということからアメリカンドックと言われています。ですが本来は「corn dog」コーンドックと言います。アメリカのものは衣に小麦粉ではなくコーンミールを使っているそうです。ドッグは犬ではなくホットドッグのドックです。
アメリカでアメリカンドッグって言うと「それ何?」と言われます。スーパーでは冷凍コーナーで10本5ドルくらいで売っています。味も少し甘みがあっておいしいですから是非試してみてください。
6.パーカー→Hoodie
「Hoodie」(フーディ)と呼ばれます。フードがついているからフーディ。とてもわかりやすいですね。
パーカーという言葉は和製英語でなはくれっきとした英語です。でもほとんど使われていませ。日本ではフード付きのスウェットを「パーカー」と言っていますね。日本でしか通じない独特な言い方のようです。
ちなみにアメリカ人は傘をさしません。大雨だろうがパーカーを被ってお店までダッシュ!傘を持っている人はもちろんいますが、そもそもお店に傘立てがありません。車社会なので、お店からお店までパーカーを被れば傘をささずに済んでしまいます。合理的ですね。
日本にいるときは「デザインは可愛いけどパーカーは邪魔だな」と、パーカーの必要性を感じませんでしたが、今ではパーカーは必需品となりました。私は今では雨が降っても傘はさしません。フード付きのジャケットをは羽織れば十分です。
まとめ
上記のように、英語っぽいのに実際には通じない和製英語はたくさんありますね。ニュアンス的に通じそうなものもありますが、アメリカでは全く通じませんでした。あまりにも通じなさ過ぎて笑ってしまうほどです。
ついつい使ってしまっても大丈夫です。失敗から学ぶことも必要だからです。とはいえ、スムーズなコミュニケーションをとるためにも、覚えておくと良いですね。意外な発見があっていもしろいですから。
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